2013年5月17日金曜日

ゴッホ展






五月ですね。五月病ってやつです。4年目になって今来ました(笑)笑えない笑えない。
いやー、皆さんどうですか?4年生の大学生で何かこう不安も何もないハッピー♪な人はよっぽどの幸せ者かバカかのどっちかでしょうね。




あー      ポユゲ








はい、京都市美術館でやってるゴッホ展に行って来ました。

大阪の人間なのですけど一番京都にアクセスしやすい市に住んでいるのでフラッと京都に行けるのは良いですね。













フィンセント・ファン・ゴッホという名を知らない人はいないでしょう。世界的にも著名な画家の一人ですね。


代表作に 「ひまわり」「夜のカフェテラス」「星月夜」などが有名ですが、今回の美術展では、そう言った代表作というのは出てきません(笑)
ゴッホ展なんてまぁ知らないうちに何回も何回もやってるでしょうから(^_^;)



今回の展示はサブタイトルに書いてあるように「空白のパリを追う」でして、ゴッホという画家の歴史、作風の変化。さらにはゴッホの作品から見られるゴッホゆかりの地の紹介などがメインでしたね。


ゴッホの作品はほとんどが厚塗りなので写真ではわからない、作品のダイナミズムというのがあります。地上を描いているのにまるで波のような流れるタッチが実に独創的なのは、言うまでもないでしょう。


しかし、写実的な描写という意味ではゴッホは当時の人間から見たら間違いなく『下手くそ』の類に入っているでしょうね。

実際に本物を見ればわかりますが、もし僕が写実主義の人間だとしたら、ゴッホの絵は非常に荒く殴り書きの素人と勘違いしてしまうでしょうね。

そういった事でゴッホが当時売れない画家だったいうのも理解できます。




話変わりますが、日本人はゴッホを好きな人が多い印象です。ゴッホ自身が日本大好きだったというのは有名な話です。



【日本を愛した、ゴッホ。http://www.youtube.com/watch?v=UrJBTxoHxLE 


上のリンクの動画見ていただいたら、ゴッホと日本の関係がわかると思います。


僕も結構人並にですがゴッホ好きです。ゴッホという人間が好きですよね。


ゴッホの一生ってもう本当に不器用なんです。

恋も友情も夢もとにかく不器用で、「コイツ幸せだった時なんてあるのか?」と思ってしまうくらい救われない人生を送っていたんですよね。
そして最後は拳銃で自殺ですよ。



そんな事情を知らないままゴッホの作品を見れば、あの明るく大体な筆遣いからまるで希望に満ちているような感覚に陥るでしょう。

そういった皮肉。それは死後ゴッホという人間の一生が実にドラマチックだというところが愛される所以の一つだと思います。


ゴッホについて何てプロから素人まで書きまくってるので、もう本当に今更ですけどね。





しかし、アレですよね。

死んでから評価されるなんて、そんなアホらしい事この上ないですよね。

村上隆などは「芸術家は死んでから始まる。生きてる内に評価なんてされやしない」と割り切った意味で言っていますが。誰が死んでから評価されたい奴がいるんだと。



皆生きてる内に評価されたいでしょ、そりゃ。



もし天国でゴッホが見てたらどんな気持ちなのでしょうね。

少なくとも彼は自身に絶望して、銃口を向けて37年の人生を終わらせました。救われないなぁ・・・
そんな彼の作品を見て喜んでる僕達って何なのですかね???


芸術家の存在意味と末路って何なのでしょう。とゴッホの評価を見るたびに僕はそう感じていしまいます。








暗い終わり方だなぁ(笑)





















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