2013年4月12日金曜日

クラウド・アトラス




春です。僕は今年で大学生活ラストing for lastなわけです。
それだけです。







見てきましたよぉー

楽しみにしていたクラウドアトラス!







デイヴィッド・ミッチェル原作小説を前に借りて読んでいたのでまさか映画化されるとは思っていなかったです。


ネタバレになるのであまり多く語れませんが「面白かった」です。





小説は上下二巻の時代を越えて六つの物語が進展してく世代型のオムニバスになっているのですがこんなん三時間で収められるのか?と思っていましたが、なるほどそうきたか。









流石マトリックスの監督を務めただけあるというか何というか奴ら 「テーマ」を変えてきやがったという斬新さ。

やったら映画では「輪廻的なんがどうのこうの~いつの時代もどうのこうの~」と言ってきますが
小説はそんな事ありません。

小説は(ちょいネタバレ)過去に起こした、発言した行動が未来に繋がるというバタフライエフェクト的な内容でしたので小説の流れも時代順でした。


映画では時代はぐちゃぐちゃに進行していきます。
これはなるほどと思いましたね。トム・ティクヴァとウォシャウスキー姉弟がミッチェルの作品を土台に小説的な話を映像的な話に上手く変更したと感じました。


ザクJ型をザクF型にしたといような・・・とういうよりもガンダムでマクロスをやると言ったほうが良いのかな?




その為ある意味この映画での醍醐味であるエンドロールに置ける映像ならではのテイストを加える事に成功しています。

つまり、この映像的な隠し味を作る要素にミッチェルの小説が大変マッチした訳でほかの原作では難しかったはずです。そう言った意味でこの作品は「よくこの原作を見つけてきたな」という関心があります。そこに拍手。



作品的には長く語られる物ではないと思いますが(そもそも今のSF映画がこの先長く語られうる物が無い・・・)個人的には良い作品だと思います。



原作を読まないとわからない!というパターンの映画でもないんですよね。ちゃんと映像用に改良されていますから。でも気が向いたら読んでもらいたい作品だと思います。


しかし、まぁ何といいますか。SF史に残るような作品を作りたければこれより更に上位の物語を作らないと行けない訳で・・・・・・